さて、今回は医療機器メーカー営業の給料についてご説明いたします。

 転職・求人サイトのDODAの調べでは、営業ー医療機器メーカーの平均年収は559万円となっており、これは100職種中、17位です。案外、貰っているのではないかと思われたでしょうか。医療業界全般に言えるのは、売上が不況に左右されないことです。あくまでも、全社員の平均年収ですので、新入社員として入社した場合はもう少し低くなります。

では、給料の内訳について説明いたします。まず、基本給があって、営業の場合は営業手当というものがあります。会社によっては、年俸制なので、このように分けて考えないところもありますが、会社の中で営業部門と非営業部門との給料の違いはこの営業手当分です。ただし、営業はこの手当があるので、基本的には残業手当がつきません。

また、会社によっては、住宅手当や社宅の借り上げ制度があり、会社が個人に代わってマンションと法人契約を結び、敷金礼金などを負担してくれることもあります。これは、新入社員だった当時の私にとっては、大変ありがたい制度でした。手当の金額は東京など首都圏では高く、続いて大阪、神戸、京都で、その他の地域といった感じです。

ボーナスもだいたい夏と冬に出ます。 金額は月収の2カ月分以上というのが一般的でしょうか。個人の成績が大きく影響しますが、その年の会社の業績なども加味されます。

以上は、国内医療機器メーカーの営業として働いている立場からの意見でした。外資系メーカーの場合はまた違った給与体系になっていると思います。国内メーカーと外資系メーカーの違いについては、また別の機会にお話したいと思います。